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アメリカン・ニューシネマの名作『卒業』 4Kデジタル修復版で6月7日(金)から角川シネマ有楽町ほかリバイバル公開

■ベトナム戦争の泥沼化で揺れる1960年代後半のアメリカ。学生運動や反戦デモなど反体制的な動きが活発になるなか、既存のハリウッド映画に“ノー”を突き付ける作品がつぎつぎあらわれ一大勢力になっていった。アメリカン・ニューシネマと名づけられ、それ以降の映画づくりに大きな影響を与えた。
先駆けとなったマイク・ニコルズ監督による1967年の『卒業』が4Kデジタル修復版でリバイバル上映される。同年制作のアーサー・ペン監督『俺たちに明日はない』、69年のデニス・ホッパー監督『イージー・ライダー』などとともに忘れがたいアメリカン・ニューシネマの名作だ。
2019年6月7日(金)から角川シネマ有楽町ほかで公開。                                     (2019年5月22日 記)



■大学を優秀な成績で卒業して両親の期待を一身に受けるベンジャミン。だが彼の心は虚しく、なにをするでもなく怠惰な日々を過ごす。ベンジャミン役に抜擢されたダスティン・ホフマンがこれ一作でスターダム入り。


■卒業を祝うホームパーティーに出席していた父親の親友の妻、ロビンソン夫人に強引に誘惑されるベンジャミン。不倫シーンなのにホフマンの演技もマイク・ニコルズ監督の演出もユーモアたっぷり。サイモン&ガーファンクルのサウンドトラックも大ヒットしたが、エバグリーンナンバーの「サウンド・オブ・サイレンス」とともに夫人をテーマにした「ミセス・ロビンソン」も有名。演じたアン・バンクロフトはこのとき30代半ば。2005年に73歳で病死した。夫はコメディ映画の巨匠監督メル・ブルックス。

■怠惰な生活を送るベンを心配して両親がセッティングしたデートのお相手は、なんとミセス・ロビンソンの娘エレイン(キャサリン・ロス)。見失っていた自分の心をとりかえし始める。

       

『卒業』4Kデジタル修復版  2019年6月7日(金)から角川シネマ有楽町ほかでリバイバル公開
監督:マイク・ニコルズ 出演:ダスティン・ホフマン/アン・バンクロフト/キャサリン・ロス
1967年アメリカ(107分) 配給:KADOKAWA 原題:THE GRADUATE ©1967 STUDIOCANAL. All Rights reserved.





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